「体験型MBDアカデミー」のご報告



12月7日、13日、14日の3日間において、弊社本社(愛知県岡崎市)にて「体験型MBDアカデミー」を開催いたしました。
開催に際し、名古屋大学 大学院工学研究科 浅井先生、有泉先生、またご協力頂きました株式会社ISIDエンジニアリング様、インテグレーションテクノロジー株式会社様には厚く御礼申し上げます。

さて本講座は、ものづくりをITで支える会社として、製造業において開発業務の効率化、品質向上を達成するための手法として用いられる「モデルベース開発(MBD)」を、OEM様を始め、多くのサプライヤ様にMBDの意義および開発プロセスの全体像について理解を深めて頂き、お客様の業務にお役立て頂きたいとの思いで開催いたしました。

特に自動車業界では2017年3月に経産省から「自動車開発におけるプラントモデルI/Fガイドライン(以下、I/Fガイドライン)」が策定され、モデル流通のため、サプライヤ様にもMBDが強く求められる時代が迫る中、主要部品であるモータを題材とし、MBDプロセス(理論から実装まで)を「体験型」で学習できる講座となっております。

MBDアカデミーでは、MBDの「理論→モデリング→シミュレーション→実験→実務展開」という一連の流れを学習できるようなカリキュラムを計画しており、第一弾として「プラントモデリング」講座を2017年12月に開催いたしました。

まずイントロダクションとして、ISIDエンジニアリング様よりシミュレーション利用技術の変遷や開発の目指すべき姿「機能で考える設計」についてご説明頂きました。


株式会社ISIDエンジニアリング
吉田 夕貴夫氏


本編では名古屋大学 大学院工学研究科 浅井先生、有泉先生より、実物からモデルへ、モデルから実物へのアプローチを、モータ実験機による実験を交えて、ご説明頂きました。
また「I/Fガイドライン」に言及されている「5つの原則」を分かりやすく解説して頂きました。


名古屋大学
浅井 徹先生




名古屋大学
有泉 亮先生


受講者の方からは、「実物からどうデータをとってモデリングするか、という点がよかった。教科書的な話(モデル)で終わらず、実験と合わないところをどう追求するかという所が参考になりました」「エネルギー収支を考慮した、モデルの検討方法はスキルの幅が増えました」といったご評価をいただきました。

本講座は、単なる座学を超えて、「体験する・参加する」をコンセプトとしています。
理論をもとにモデルを考察し、実験して結果を読み取り、予実差が生じていれば、何が原因かをまた考え、対策する実務に即した講座を目指して参ります。


なお、2018年1月には福井大学の川谷 亮治先生をお招きして、古典制御と現代制御の考え方や設計法を、DCモータを使用した模型カートを利用して学習する、第二弾「制御モデリング」の開催を予定しておりますので、ぜひご参加賜りますよう宜しくお願い申し上げます。